【2026年最新】平屋の価格相場はどのくらい?坪数・間取り別の費用と費用を抑える7つのコツ
ワンフロアで暮らせる平屋は人気がある一方、「実際にいくらで建てられるのか」が気になる方も多いでしょう。
平屋の価格は、坪数や間取り、設備・仕様によって異なります。さらに近年は、資材価格や人件費、物流費、為替、世界情勢などの影響で建築費が変動しやすく、1,000万円台と聞いていた建築プランが、実際は2,000万円を超えてきた…なんてケースも少なくありません。
ですが、だからこそどんな理由で金額が変動するのか、現在の市場での相場はどうかを理解し、把握することがカギになります。
本記事で紹介する金額はあくまで目安ですが、建築時期や社会情勢によって大きく変動する可能性があることを踏まえつつ、坪数・間取り別の価格相場や費用を抑えるコツを確認していきましょう。
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この記事を読んでわかること
・坪数・間取り別に見る平屋の価格目安
・平屋の建築にかかる費用の内訳
・平屋の坪単価が高くなりやすい理由とメリット
・平屋の建築費を抑える方法と依頼先の選び方
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平屋の価格を坪数別・間取り別で確認

「間取りや設備などにもこだわりの平屋を実現したい。一方で価格が気になる」という方も多いはずです。ここでは、坪数や間取り別に、平屋の建物価格の目安を確認していきます。
まずは、住む人数に必要な広さの目安を確認していきましょう。
ここでは、国土交通省が示す「多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる住宅の面積」(誘導居住面積水準)を参考に、世帯人数ごとの坪数の目安を見ていきます。
|
世帯人数 |
面積 |
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1人 |
40〜55平米(約12〜16坪) |
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2人 |
55〜75平米(約16〜22坪) |
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3人 |
75〜100平米(約22〜30坪) |
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4人 |
100〜125平米(約30〜37坪) |
引用・参考:国土交通省「令和7年度 住宅経済関連データ」
また、ボリュームゾーンとして、木造の平屋の場合坪単価の相場は60〜90万円程度です。
そこでここでは、上記の広さを目安に坪単価を75万円として、平屋の建物価格を確認していきます。
※この記事において、坪単価は「1坪にかかる建物の本体工事費」と定義しています。土地の購入費に加え、外構工事や地盤改良、各種諸費用などは含まれていないため、実際に家づくりにかかる総額とは異なります。
▼坪単価について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみましょう
注文住宅の坪単価とは?平均相場や比較ポイント、費用を抑える方法などを解説
【1,200〜1,650万円】16~22坪の1LDK
16〜22坪(約53〜73平米)の1LDKの平屋の場合、価格は1,200〜1,650万円程度が目安です。コンパクトな間取りにすることで、建築費を抑えながら必要な居住スペースを確保しやすくなります。
16〜22坪は、1〜2人暮らしに適した広さです。20坪前後あれば、ゆとりのあるLDKと寝室を設けつつ、収納スペースも確保しやすくなります。
1LDKは、限られた空間を効率よく使える点が特徴です。たとえば、LDKと寝室を隣接させて引き戸で仕切れば、扉を開けたときに広いワンルームのように使うことができます。また、水回りを1か所にまとめることで家事動線を短くし、コンパクトながら暮らしやすい間取りにすることも可能です。
【1,650〜2,250万円】22~30坪の2LDK
22〜30坪(約73〜99平米)の2LDKの平屋の場合、価格は1,650〜2,250万円程度が目安です。LDKに加えて2つの個室を確保できるため、夫婦2人暮らしから子どものいる家庭まで幅広く検討しやすい広さです。
22〜30坪あれば、15〜20帖程度のLDKを中心に、寝室や子ども部屋、書斎など用途に合わせた個室を設けやすくなります。収納スペースにも余裕を持たせやすく、ウォークインクローゼットやパントリーを取り入れることも可能です。
2LDKでは、LDKを中心に各居室へ移動できる間取りにすることで、廊下を減らして居住スペースを広く確保できます。また、洗面室やランドリールーム、ファミリークローゼットを近くにまとめれば、「洗う・干す・しまう」の動線が短くなり、家事のしやすい住まいにできます。
【2,250〜2,775万円】30~37坪の3LDK
30〜37坪(約99〜122平米)の3LDKの平屋の場合、価格は2,250〜2,775万円程度が目安です。3〜4人家族でも暮らしやすい広さを確保しやすく、間取りや設備の選択肢も広がります。
30〜37坪あれば、広めのLDKに加えて主寝室と子ども部屋2室を設ける一般的な3LDKを計画できます。シューズクロークやパントリー、ファミリークローゼットなど、用途別の収納スペースを設ける余裕もあります。
3LDKでは、家族が集まるLDKを住まいの中心に配置し、各居室へアクセスできる間取りが人気です。一方で、主寝室と子ども部屋の位置を離すことで、それぞれのプライバシーを確保することもできます。中庭やウッドデッキをLDKとつなげれば、平屋ならではの外とのつながりを感じられる開放的な住まいにすることも可能です。
【2,775〜3,375万円】37〜45坪の4LDK
37〜45坪(約122〜149平米)の4LDKの平屋の場合、価格は2,775〜3,375万円程度が目安です。37坪程度なら4人家族に必要な広さの目安に近く、45坪まで広げると、よりゆとりのあるLDKや収納、家事スペースなども検討しやすくなります。家族それぞれの個室を確保しながら、ゆとりのある共用スペースや収納を設けやすくなる広さでしょう。
4LDKであれば、20帖以上の広いLDKに加えて、主寝室や子ども部屋、客間、書斎などを設けることができます。ウォークインクローゼットやシューズクローク、パントリー、ランドリールームなど、収納や家事スペースを充実させることも可能です。
また、家族が集まるスペースと各個室を分けて配置し、生活音やプライバシーに配慮した間取りを計画しやすくなります。さらに、中庭を囲むように居室を配置したり、LDKからウッドデッキへつながる大きな開口部を設けたりすることで、広い平屋ならではの開放感を活かした住まいにできます。
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平屋の建築にかかる費用内訳

平屋を建てる際は、建物本体の工事費だけでなく、付帯工事費や税金などさまざまな費用がかかります。予算オーバーを防ぐためにも、あらかじめ費用の内訳と目安を把握しておくことが大切です。
本体工事費(総額の約70〜80%)
本体工事費は、基礎や構造、屋根、外壁、内装、キッチン・浴室・トイレなどの住宅設備といった、建物そのものをつくるために必要な費用です。建築費の中でも大きな割合を占めます。平屋は2階建てと比べて、同じ延床面積でも基礎や屋根の面積が広くなりやすいため、坪単価が高くなる場合があります。また、使用する建材や設備のグレードによっても費用は変わります。
付帯工事費・別途工事費(総額の約15〜20%)
付帯工事費・別途工事費は、建物本体以外に必要となる工事にかかる費用です。代表的なものには、地盤改良工事、給排水や電気の引き込み工事、外構工事、造成工事、既存建物の解体工事などがあります。必要な工事は土地の地盤状態や高低差、前面道路との位置関係などによって異なるため、敷地条件によって費用が大きく変わる点に注意が必要です。
諸費用・税金(総額の約5〜10%)
諸費用・税金は、建物の工事費とは別に必要となる各種手続きや契約に関する費用です。主に、登記費用、住宅ローンの事務手数料や保証料、火災・地震保険料、契約書にかかる印紙税などが含まれます。このほか、引っ越し費用や家具・家電の購入費が必要になる場合もあります。予算を考える際は、建築費だけでなく、こうした諸費用も含めて資金計画を立てることが大切です。
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平屋は2階建てより価格が高い?坪単価が高くなる理由
同じ延床面積で比較した場合、平屋は2階建てよりも坪単価が高くなる傾向があります。
主な理由は、建物を横に広げる構造になるため、基礎や屋根の面積が大きくなりやすいことです。基礎工事や屋根工事は建築費の中でも一定の割合を占めるため、施工面積が増えるほどコストにも影響します。
ただし、平屋だから必ず高くなるわけではありません。凹凸の少ないシンプルな建物形状にしたり、廊下を減らして延床面積を抑えたりすることで、建築費を調整できます。また、外壁材や屋根材、キッチン・浴室などの設備グレードによっても総額は変わります。
平屋と2階建てを比較する際は坪単価だけで判断せず、間取りや仕様、必要な土地面積まで含めて総額で考えることが大切です。
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それでも平屋を選ぶ3つのメリット・魅力

平屋は2階建てに比べて建築費が高くなる可能性がないわけではありません。ですが一方で、暮らしやすさや将来の安心感など、長く住むことを考えたときのメリットが多くあります。ここでは、平屋ならではの代表的な3つの魅力を紹介します。
ワンフロアで完結する効率的な「生活・家事動線」
平屋はすべての居室や水回りがワンフロアにまとまっているため、上下階を移動する必要がなく、生活動線や家事動線を短くしやすい点が魅力です。たとえば、キッチン・洗面室・ランドリールーム・収納を近くに配置すれば、料理や洗濯、片付けを効率よく進められます。
階段がないため、小さな子どもがいる家庭でも見守りやすく、年齢を重ねてからも移動の負担を抑えやすいのが特徴です。子育て期から老後まで、ライフステージが変化しても暮らしやすい住まいをつくりやすいでしょう。
構造的に安定しやすく「地震や台風に強い」
平屋は2階部分がなく建物全体の重心が低いため、地震の揺れや強風による影響を受けにくい構造にしやすいという特徴があります。建物の高さが低いことで、揺れによる負荷を抑えやすく、構造的な安定性を確保しやすくなります。
また、2階建てと比べて構造がシンプルになりやすいため、耐震性や耐風性を重視した設計とも相性がよい住宅です。もちろん、実際の強さは構造や工法、地盤、設計内容によって異なります。平屋だから必ず強いと過信せず、耐震等級や構造計算なども確認しながら家づくりを進めることが大切です。
将来の「修繕・メンテナンス費用」を抑えられる
平屋は建物の高さが低いため、外壁や屋根の点検・補修を行いやすく、2階建てと比べてメンテナンス時の負担を抑えやすい点もメリットです。工事内容によっては、大規模な足場を組む範囲を減らせるため、修繕費用を抑えられる可能性があります。
また、外壁や屋根の状態を確認しやすいため、劣化や不具合にも気づきやすく、早めに対応しやすくなります。建築時の費用だけでなく、将来の修繕や維持管理まで含めて考えると、平屋は長期的に管理しやすい住宅といえます。
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平屋の費用を抑える7つのコツ

平屋は設計や仕様の工夫によって、建築費を抑えることができます。大切なのは、暮らしやすさを損なわずに、建物の形や間取り、設備の優先順位を整理することです。ここでは、費用を抑える7つのポイントを紹介します。
延床面積(無駄な廊下など)を削減する
建物の延床面積が大きくなるほど、基礎や屋根、外壁、内装などの材料が増え、建築費も高くなります。そのため、必要以上に広くせず、無駄なスペースを減らすことが費用を抑えるポイントです。
たとえば、廊下をできるだけ短くしたり、LDKの一角をワークスペースとして兼用したりする方法があります。家族に必要な広さを整理し、使わない空間を減らすことで、コンパクトでも暮らしやすい平屋をつくれます。
建物の形状をシンプル(長方形・正方形)にする
平屋の費用を抑えるには、建物の形をできるだけシンプルにすることが効果的です。凹凸の多い複雑な形状は、外壁や基礎の面積が増えやすく、その分だけ材料費や施工費も高くなります。
一方、長方形や正方形のようなシンプルな形状であれば、外壁や基礎の面積を抑えやすく、施工工程も簡略化できます。デザイン性とのバランスを取りながら、必要以上に複雑な形状を避けることでコストダウンにつながります。
屋根の形状を片流れや切妻にする
屋根の形状も建築費に影響するポイントです。複数の勾配や谷がある複雑な屋根は、必要な部材が増えるほか、施工にも手間がかかるため、工事費が高くなりやすくなります。
片流れ屋根や切妻屋根(最も一般的に用いられている、本を半分開いて伏せたような形の屋根)など、なるべく構造がシンプルな屋根を選ぶことで、材料や施工工程を抑えやすくなります。また、形状がシンプルだと将来の点検や補修もしやすいため、メンテナンス面でもメリットがあります。
間取りの仕切り(壁やドア)を減らしてオープンにする
室内の壁やドアが増えるほど、下地材やクロス、建具などの材料費に加え、施工費もかかります。そのため、必要以上にドアや壁を増やして空間を細かく仕切らないことも、費用を抑える方法のひとつです。
たとえば、LDKを一体の空間にしたり、廊下を介さず各部屋へ移動できる間取りにしたりすることで、壁や建具を減らせます。開放感も得やすいため、コストと暮らしやすさを両立しやすい方法です。
水回り(キッチン・浴室・トイレ)を1カ所にまとめる
キッチンや浴室、洗面室、トイレなどの水回りは、できるだけ近くにまとめることで費用を抑えやすくなります。水回りが離れていると、給排水管が長くなり、配管材料や施工の手間が増えてしまいます。
水回りを1か所に集約すれば、配管工事を効率化できるだけでなく、家事動線も短くしやすくなります。洗濯や料理、掃除などの移動がスムーズになり、暮らしやすさの向上にもつながります。
設備や内装のグレードにメリハリをつける
キッチンや浴室、床材、壁材など、すべてを高グレードな仕様にすると建築費は大きく膨らみます。予算を抑えるには、こだわりたい場所と標準仕様でも問題ない場所を整理することが大切です。
たとえば、毎日使うキッチンには予算をかける一方、使用頻度の低い部屋は標準仕様にするなど、優先順位を決めて選びましょう。費用を均等に削るのではなく、満足度を保ちながら予算配分にメリハリをつけることがポイントです。
複数社に見積もりを依頼して比較検討する
平屋の建築費は、住宅会社によって本体価格だけでなく、標準仕様や付帯工事、諸費用に含まれる内容も異なります。そのため、1社だけで判断せず、複数社から見積もりを取って比較することが大切です。
比較する際は、総額の安さだけでなく、見積もりに含まれる工事内容や設備のグレード、追加費用が発生する条件まで確認しましょう。同じ条件に近づけて比較することで、価格と内容のバランスが取れた住宅会社を選びやすくなります。
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納得の価格の平屋にするための依頼先の選び方

建築実績を確認
ホームページやパンフレットなどで会社が手掛けた住宅を確認し、平屋の豊富な建築実績をもつ会社を選ぶことが大切です。
外観や内装だけでなく、断熱性や耐震性など、住み心地や安全面まで考えられた平屋を手掛けている会社を選ぶことがポイントになります。
住み心地や安全面が考えられているか確認するには、各会社が提供している住宅性能に注目して見てみましょう。以下のような特徴がわかるはずです。
・耐久性が高く、手入れや掃除が簡単にできる構造や素材を使っている
・省エネ住宅づくりに取り組んでいる
・地震に強い家づくりをしている
各会社の特徴を知ることで、信頼できる会社を選びやすくなります。
また、長期間住み続けることを考えて、点検・修理やアフターサポートがしっかり用意されているかの確認も欠かせません。そうした点も含めて住宅メーカーを見ていきましょう。
複数のハウスメーカーや工務店に見積もりを依頼
希望する平屋の最新の相場を把握するには、見積もりを取ることが一番正確であり、かつ手っ取り早い方法です。ですが、1社だけの見積もりを確認するだけでは情報が偏ってしまいます。見積もりは必ず、複数のハウスメーカーや工務店に依頼しましょう。
提案された見積もりがあると、希望の平屋を予算内で実現できるか検討できます。また、ハウスメーカーや工務店の強みや弱みを比べてみてください。複数の会社から見積もりを取ることで、費用やサービスの違いが把握できます。自分たちが求めるサービスが具体的になり、会社を選びやすくなります。
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平屋はワンフロアで暮らせる魅力的な住まいですが、2階建てに比べて基礎や屋根の面積が大きくなるため坪単価が高くなりやすい傾向にあります。建築プランによっては、敷地面積や予算とのバランスに悩むこともあるでしょう。
SNSや施工事例で見つけた憧れの間取り・デザインに惹かれても、土地の広さや建築費用が想定以上にかかってしまうこともあるため、ご自身の予算感と暮らしの希望を整理し、優先順位を決めながら家づくりを進めていきましょう。
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